心病む人を支え共に歩む
県立精和病院は、古都首里から南下した、のどかな南風原町新川に位置し、那覇空港、モノレールや沖縄本島南北を縦断する沖縄自動車道からアクセスの良い新しい病院です。
県内の精神科医療の中核病院としての役割を果たしています。
当院は、沖縄県の戦後において精神病床の絶対的不足という社会情勢の中、1961年に設立されて以来半世紀以上の長きにわたり沖縄の中核病院としての役割を果たしてきました。
精神科救急を含む急性期から慢性期にわたる主要な精神科症例の全てをカバーし、外来、救急、任意入院、非自発入院に対応。精神科救急に関しては、特に沖縄県精神科救急システムの要となる病院です。
当院では通院患者リハビリテーション事業、地域移行、地域定着支援事業など地域精神保健福祉活動を推進しており、地域との利用連携についても学ぶことができます。
一般精神科医療に加え、民間病院では対応困難な患者の治療の担い手として、沖縄県内においてその中核病院としての役割を果たし、難治性精神疾患に対する専門治療として、クロザピン治療も実施しています。
精和病院では、地域や院内での親睦を深めるため、各種イベントを実施しております。
カラオケ大会に始まり、夏のピクニック、盆踊り大会、デイケアプログラムでの成果を披露するデイケア祭りなど様々なイベントを通して交流を図っております。
写真は盆踊り大会のものですが、この日は青年会によるエイサー、地元サークルによるフラダンスなどもあり大変盛り上がりました。
うりずんとは、沖縄地方でいう旧暦三月の候。乾期が過ぎて暖かくなり、大地が潤う時季。1年でもっとも美しく過ごしやすい、爽やかな時期です。
常に地域の患者さんに寄り添いながら診療を行い、その表情も「うりずん」の季節のように優しく、おだやかに、明るくなっていく。
それはまたよりよい患者―医師関係が構築されていることでもあります。
本プログラムでは、そのような確かな診療能力の獲得を目指します。